ZR-7エアクリBOX覚え書き

新品ボックスが届いたので各部の計測と、そこでわかった事実の考察など。
単なる走り書きメモ
 
サイレンサーをはずした開口部の厚みは3cmほど
ここから半分の1.5cmほどに急激に薄くなる。
長さと緩やかさがないので、単なる吸気抵抗になってそうですが。
まあ、砂時計を思い浮かべてもらえばいいかと。
流速は速くてもボトルネックになっていて、流量的には少なくなっている感じかなぁ?
上ブタを半分切り落としただけで、MJが同一で薄くなる事実からしてあながち間違いじゃないかも。
 
中ブタのノズル部分の開口部は最も厚い部分で3cmくらい?サイレンサーをはずした開口部と断面積は変わらなそう。
このノズル真上は厚さが1.5cmしかないので、断面積で言うとノズル部分の面積の方が広そう。
つまり、穴あけで吸気面積を広げようが、流速が落ちるだけで意味がないものと思われる。
 
そもそも、加工しない上ブタの場合、流速を速めているのに、縦にしか開口部が無く、流速を生かしきれていないと思われます。
穴あけ加工を行う場合は横一列に穴をあけ、整流板を追加して、吸入部からの流速をそのまま生かすのが理想。
その場合、元からあいている穴をふさぎ、開口部の断面積を同一以下にしないと流速が落ちるだけなので効果はないはず。
ただし、流速が速くなっていてもボトルネックになるのでは意味が無いので、上ブタ切り落としは正解かと。
 
また、ノーマルのノズルの意味は流速を高めるためにあるはず。
この部分で流速を高める意味はネットで見つけたメモによると

エアクリの形状
細くなっている所では空気流速が速く、太くなっている所では遅くなります
この作用を利用していて、サージタンクに流速の速い空気を送り込むことにより、流速の遅い所へ空気を圧縮して送り出すようになってます
そのため、サージタンクでも圧縮が起こり、エンジンに圧縮された速い空気が送り込まれます

このメモからわかったことは、サージタンクの手前、つまり開口部からノズル部までは流量以上に流速の方が重要な感じってこと。
 
今回、上ブタを切り落としたことによる流速の低下はあると思われるので、穴あけではなく、穴ふさぎが中ブタ加工の正解なのかと思う。
具体的には、整流板で少しずつ開口部を狭めていくことで流速を高めながらノズル縦穴へと空気を落とし込むイメージ。
 
これらから、次のエアクリ加工へ必要な部品をそろえようと思います。